宮本竹逕（１９１２～２００２）自筆の古今集抄折帖２冊　と　寒玉書道会出版「寒玉帖１」です。社中にて直接師匠に手習いされている方はご存じでしょうが、お稽古において竹逕先生が毎回少しづつ書き足されていくお手本です。書籍と異なり、対面し会話を頂きながら人柄にも触れ、レベルを上げてゆくものです。落款なし。本帖１冊目は、いろはの単体から連綿に至り、全長４４０センチです。１冊書き終えられており、竹逕のサインがなされております。本帖２冊目は、古今和歌集のうち９首が書かれています。こちらは同じサイズの折帖ですが１６０センチほどまでしか書かれておらず、帖末のサインはありません。半折などの細字の構成にこのまま使えます。先生の才能がほとばしるほどです。作品に生かすことができます。コンディション画像１、折帖表全体と印刷物『寒玉帖１」画像２、表紙、やぶれ、擦れ、汚れあり画像３、裏表紙、やぶれ、擦れ、汚れあり画像４、１冊目最終頁　「竹逕」自署画像５、折帖中身拡大　上（和歌９首　自署なし）、下（単体～連綿　自署あり）画像６、連綿の筆跡画像７、和歌の筆跡画像８、折帖２冊中身全体画像９、全体にあるシミの一部拡大。画像１０、寒玉帖の中身何人かの手を渡ったお手本です。経年や使用により傷んでおり、シミもいたるところにあります。でも、直筆ならではの墨色や緩急の変化、筆先の繊細さなど先生の息遣いが呼吸が聞こえる思いです。大変贅沢で貴重なもの、次の方にお譲りします。